キャラクター&歴史
ロードレースからストリートまでカバーする
BMW Motorrad 初のスーパー・スポーツ・マシン
BMW Motorrad が、いわゆる一般的な横置きクランク直列4気筒エンジン搭載モデルを市販化したのは、2004年に登場した K1200S から。直列4気筒エンジンでありながらシリンダを極端に前傾させることで重量物を低く配置し、ボクサー・ツイン同様の低重心化、さらに長いホイールベース、特徴的な独自のサスペンション機構によって優れた直進安定性と旋回性能を実現、超高速スポーツ・ツアラー・セグメントを拡充した。そんな BMW Motorrad 史上最強のパワーを誇るモデルがある一方で、同じく別カテゴリの直列4気筒エンジンの開発は進められ、2009年3月、それは市販車をベースにチューンナップしたマシンで戦うロードレース、『 WSBK (スーパーバイク世界選手権)』の舞台に現れた。
特徴
全てが新しいもうひとつのセグメント
『S』シリーズの登場
シャフトドライブや独自のサスペンション機構、ツーリングに適した様々な装備などが「イコール BMW 」バイクであり、それはスポーツ・セグメントにおいても相当する。しかし S 1000 RR に関しては、それらの装備・機構は全く見当たらず、完全にスーパー・スポーツ・マシンとして割り切られている。テールアップ、ノーズダウンのシルエットは他メーカー同セグメントのマシン同様定石を踏まえており、そこから BMW であることの特徴は見つけにくい。
DTC (ダイナミック・トラクション・コントロール)は前後ホイールの空転を検知してエンジントルクを制御、レース ABS は精緻な制御信号により、各モードに応じて減速度の制限が細かく設定されている。また、プレミアムラインには K1300S や R で採用された HP シフトアシストが標準装備され、どのエンジン・モードであっても、アクセルを戻すことなくスムーズなシフトアップが可能。